従兄弟ものー。


従兄弟で4歳頃から普通に見たり聞いたり話したりできる子がいて、

これはその子と私の話。


私はもう低学年の頃から怖がるのも怖がらせるのも大好きだったんだけど、

従兄弟にそういう力?があるのを知ったのは7~8年程前の事。


従兄弟が小3だか小4の時に従兄弟の家へ遊びに行ったら、

顔に青タン作っていた。


どうしたの?と聞くと、叔母さんが


「一昨日喧嘩したのよ」


と教えてくれた。


なんでも従兄弟の学校で


「キューピットさん」


が流行っていて、

男子数人が遊んでる最中に、

従兄弟が突然


「キューピットさん」


を破ってしまった。


そしてその男子達からボコられたらしい。


何故そんな事をしたのか?と先生に聞かれても、従兄弟は答えず、

とりあえずみんなに謝ってその場は一件落着だったらしい。


で、夜になって私が聞いても、案の定教えてくれない。


しかしまあその頃私は従兄弟にぞっこんなエロガキで、

夜になったら一緒に寝ながらムフムフするのが楽しみだったので、

従兄弟の布団に入ろうと手を伸ばした時だった。


ギリギリギリッ


という聞いたことのない音が響いて驚いたら、

従兄弟が目を見開いて歯ぎしりしていた。


ひきつけかと思ってびっくりして従兄弟の肩を掴もうとしたら


バンッ


と激しくはねのけられて


「きゃあっ!」


と叫んでしまった。


なにすんですか?と思って従兄弟を見て背筋が凍りました。


従兄弟は手なんか動かしてなくて、布団もそのままだった。


私が腰を抜かしていると、従兄弟は目をギュッと閉じて


「ウウッ」


と唸って、


「はぁ~……」


と変な息を漏らしてムクリと起きて、私に


「大丈夫?」


と、肩で息しながら言った。


大丈夫かって君……と思ってたら、

私の声を聞いた叔母さんと叔父さんがやってきた。


私には目もくれず叔父さんが怖い顔して、


「大丈夫か!?」


と従兄弟を抱き起こして、

叔母さんは従兄弟のパジャマを脱がして

足とか背中とかを調べていた。


そして従兄弟は首の付け根が真っ赤になっていた。


私はそれを見て、腹がきゅーっと痛くなった。


その時はパニくってわけがわからなったけど、

後でしつこく従兄弟に聞いたら、

面倒臭そうに


「首絞められた」


と言った。


怖くてその場では


「誰に?」


と聞けなくて、一月後あたりにまた聞いたら、

従兄弟はちょっと考えてから、


「キューピットさん」


と言っていた。