「もしもし~?いまどこ?」


「あっ、今、家。」


「はぁ?今、3時半だよ?3時待ち合わせでしょ?」


「・・・・・・・。」


「もしもし~、聞こえてるの!?」


「ごめん、悪いんだけど、そのまま俺んち来てくれない?着くまで時間かかるからさ。」


「えっ?まあいいけど・・・。んじゃ今から行くね。」


「おう。」




今日はつい最近できた彼女と初デートだ。


東京来て2年、やっと彼女ができた。


久しぶりにワクワクする。


あっ。


こんな時に限って、家にケータイ忘れてきたっぽい。


あー最悪。


今から戻っても何とか間に合うか。



あっ、もっと最悪。


今日はデート行けないみたいだ。


ごめんね。




はじめの電話でのやりとりで待ち合わせに遅刻することが確定しているが、その後の文章で「今から戻っても何とか間に合うか」と、すでに家を出て、さらに一旦家に戻っても何とか間に合うようなセリフがある。

つまり、この文章は普通に読むと時系列がおかしくなっているということ。

時系列が正しくなるように文章を変えてみると…



彼氏「今日はつい最近できた彼女と初デートだ。


東京来て2年、やっと彼女ができた。


久しぶりにワクワクする。


あっ。


こんな時に限って、家にケータイ忘れてきたっぽい。


あー最悪。


今から戻っても何とか間に合うか。


“彼氏一時帰宅。侵入者と遭遇”



あっ、もっと最悪。


今日はデート行けないみたいだ。


ごめんね。」



“彼氏が殺される”



彼女「もしもし~?いまどこ?」


侵入者「あっ、今、家。」
→殺した男(彼氏)の電話が鳴ったので、侵入者が電話を取った。


彼女「はぁ?今、3時半だよ?3時待ち合わせでしょ?」


侵入者「・・・・・・・。」
→この後どうするか考えている。


彼女「もしもし~、聞こえてるの!?」


侵入者「ごめん、悪いんだけど、そのまま俺んち来てくれない?着くまで時間かかるからさ。」
→侵入者は彼女も殺すことにした。


彼女「えっ?まあいいけど・・・。んじゃ今から行くね。」


侵入者「おう。」



…ということに。

このまま彼女が彼氏宅へ行けば、侵入者に殺されてしまうのだ。