当時ホントに寝れずに

朝になったくらい怖かった実体験です。


10年くらい前の話。


当時僕は高校生で、

地元の女の子に惚れてました。


ひょんな事から二人で夜話す事になり、

その子の家は中学校の近くだったので

話す場所は自然と中学校になったんです。


まぁその中学校、

もともと墓地を移動か潰したかして建てられたらしく、

在学中には特に変な話はなかったのに

高校生になってからいくつか「??」な事があったんです。


学校に行く途中の坂で

全身真っ赤に光った女の人がスゥッと後ろに下がって消えたり、

23時頃友達と暇潰しに行ったら、

来たときには真っ暗だったのに

帰りに見ると音楽室の電気がついてて、

中に人のシルエットだけ見えたり…。

(当時は宿直なんてなかった。)


でも実害がある訳じゃないので

さほど怖いと思わず、

あ~やっぱりいるってのは本当なんだ程度でした。


その女の子とは中学校で話すのは2回目でした。


時間は20時、

テンションが高い僕は

30分くらい前に到着しました。


1人学校で暇だと思っていると、

サッカーボールが転がっているのに気づきました。


当時僕が在学していた時、

遊具は下校時に必ず片付ける事になっていて、

ボールが転がっている事なんてなかったんですが。


暇だった僕は

最近緩くなったんだ程度に思うだけで

何より暇潰しには丁度よかったので、

校舎の壁に蹴って遊んでました。


20時頃になり、

もうそろそろ来るかと思い

正門の方に視線を向けると白のワンピースの女の子

(正門には1つ外灯があり、校舎から正門まで200M位の距離)

がこっちに歩いてきました。


僕は来たかぁと思い、

まだこちらに来るまでは時間がかかるので、

向き直ってまたボールを蹴っていました。


2、3分くらい経ったでしょうか?


来る気配がありません。


おかしいと思って正門を見ると

誰もいないのです。


「あれ?」


と呟いて、

忘れ物でもしたのかと思い、

ボールを置いて座って待ってました。


するとすぐに正門から

黒のTシャツとカーキのショートパンツ姿の彼女が歩いて来ました。


服装が違うことから別人と思い、

彼女が来た時


「誰かとすれ違った?」


と唐突に質問しました。


彼女は首をかしげながら

誰ともすれ違ってないと言ってきました。


僕はおかしいなと固まっていると、

彼女が何なの?とちょっとびびり始めたので、

このまま帰られたら困ると思い

なんでもないと話を終わらせました。


それから3時間くらい

なんでもないただの世間話や恋話で盛り上がり、

それぞれの家に帰りました。


その時はもう最初の女の子の事なんて忘れてました。


家に着くなり彼女にメールをしました。


すると直ぐに返事がきて、

30分くらいメールのやりとりをしていました。


急に、

彼女から意味不明のメールが届きました。


「??何の話してるの?」


見た瞬間?マークが頭の中を埋め尽くしました。


何の真似だ?と思いメールを返します。


「何ってさっきからずっとメールしてんじゃん。

どしたの?(笑)」


するとまたおかしな返事が。


「あたし家帰ってからすぐお風呂入って、

今出てきたんだけど。」


凍りつきました。


何がなんだかわからなくなり、

急いで彼女に電話を掛けました。


「何わけわからんこと言ってんの?

俺を脅かそうとしとるんか(笑)」


内心バクバクでしたが

理性をぎりぎり保っての発言でした。


彼女はそんなしょうもない嘘なんて付かないと

ちょっと怒り気味です。


僕は彼女が過去に風呂で携帯を使って壊した事を聞いていたので、

また懲りずに使ってたんだろうと聞いたんです。


すると彼女は

あれ以来風呂には携帯を持ってってないといいます。


僕はもうパニックです。


「じゃぁ俺、誰とメールしてたの…?」


彼女の部屋は離れにあり、

妹が同じ建物にいます。


なので彼女は

妹が勝手に送ったんじゃないと言ってきましたが

ばっさり否定しました。


「んなわけねえじゃん…、

だってメールの内容、

さっき会って話した事とかその続きやぞ?

妹にわかるわけない。」


そこから彼女は怖くなったのか

電話口で泣き出しました。


その時点で僕は

彼女のいたずらじゃないと確信しました。


二人とも怯えながら電話しているなか、

ふと彼女から最初会ったときの話が出てきました。


「そ、そういえばさっき会った時

変な事言ってなかった?」


その時思い出したんです。


ワンピースの女の子の事を。


僕はその話は彼女にしてはいけないと咄嗟に思い、

なんとか言葉を濁して

ほぼ一方的に話を終わらせて電話を切りました。


電話を切ってから

一人ガクガクしながら考えてました。


ワンピースの女の子はこちらに歩いてきた。


3分くらいしたら消えていた。


直後彼女がきたが誰ともすれ違っていない…。


どこにいった…?


中学校の正門のまでの道は

一本道で脇道がありません。


あるのは右側に山と左側に墓地です。


まさか…まさか…。


メールをしたのはその女の子?


消えたと思ってたら、

すぐ側で話を聞いていた…?


震える手で携帯を開き

メールの受信画面を見て驚愕しました。


メールがないんです。


受信メールは彼女との待ち合わせメールが最新になっていて、

さっきまで見ていたはずのメールが全部なくなっていました。


怖くなった僕は携帯を放り投げ、

頭から布団をかぶりガクガク震えていました。


その間何度か携帯が鳴っていました。


身をくるめて震えて、

震えが少しずつ収まった時に布団を捲ったら朝でした。


恐る恐る携帯を見ると

何もないただの待ち受けでした。


携帯…鳴ってたのに…?


もう一度受信メールを見ても

やはり昨日のメールの痕跡はなく、

逆に送信画面にはちゃんと自分が送ったメールがありました。


怖くなった僕はその日に携帯を変え、

それからは何もなく、

僕も彼女もその後特に何もなく終わりました。


その後彼女は地元を離れ、

特に連絡を取ることもなくなって5年後、

彼女にばったり会ったので

当時の話を聞いたら忘れてました。


あれはなんだったのか。


今でも不思議で、

思い出して書いてる時もゾクッとしました。