昔、電気もなかった時代。


冬は、かなりの恐怖に震える季節でした。


太陽の、当たる時間の方が短いので、

民衆は悪霊が光を奪っていると思い込み、冬の間

その恐怖と悶々と闘っていました。


それもそのはず。


山等の暮らしには、事故がつきもので、

冬眠する前の獣が人間を襲うという事も、度々あったそうです。


雪が降ると雪崩れ等もあります。


それらを当時の民衆は悪霊の仕業だと思っていました。


民衆達は太陽の神に頼る事にしました。


そこで目をつけたのが、冬でも青々としている、

月桂樹や、もみの木でした。


その類の木には、精霊等が宿っているとされていたので、

お供えモノをするようになりました。


何分、被害にあうのは若い連中ばかりで、

精霊も若い肉体を欲しがっていると考えられたのです。


それで、子供を生け贄とし木に吊したんだそうです。


これがクリスマスツリーの始まりだそうですよ。


残酷ですね。