うちの父親に起こったオカルトでし


父の母(祖母)はかなりのおにばばだったらしくて、

母はいまだに苛められたことを話して聞かせてくれます


父は8人兄弟の末っ子(大正15年生まれ)なのですが

末っ子なこともあって、

かなり甘やかされて育ったみたいなんですよね


で、北海道の旭川市に御殿!と呼ばれるような

立派な家をワシが6年生の頃立てまして、

父と母が寝る部屋に父方の祖母と祖父の写真を飾ったんですよ


でか~い仏壇もあってねえ


ある夜のこと、父はこんな夢を見ました


くら~いところでだれもいない


そこへ祖母が現れて


「ワシといっしょに来い!」


・・と父を小脇に抱えて真っ暗な道をもうダッシュ!!


ちちは、うわあああああ!!!!

とあがいてもすごい力で逃げられなかった


そしたら、父の隣に寝ていた母があまりのうなされように


「おとうさん!おとうさん!!!」


って起したんだよ


そして、悪夢から覚めた父と母が

祖母の遺影にすううう~っと帰っていく

祖母を見たんだって。


次の日、祖母の遺影ははずされました。


父いわく


「あんなによくしてやったのに、なんで俺をつれてくんだ!」


って思うに、母に起されなかったら父は死んでいたかもしれない。