これは作り話です。


私という人は工業高校に通っていたそうなんですが

その工業高校は夜間学校と普通の全日制があったらしく


私という人は全日制の3年生で、教室が下の方にあり

夜間の方と教室が共用だったそうで

よく机の中に忘れ物等をすると夜間の方に持ち去られたり

逆に教科書をおきっぱなしにされ不便な思いをさせられたようで

全日制の生徒は夜間の方をあまり良く思ってませんでした。


私という人は窓際の一番後ろの席で、

夜間の方は全日制よりも人数が少ないので

その席に夜間の方が座ることは稀で、

そういう被害もめったになかったのですが

あるとき机の上に


「お友達になりませんか?」


と女性らしいまるっこい字で

鉛筆かシャープペンで書かれていました。


あまり夜間の方のいい噂を聞かなかったので

私という人は、最初無視していたのですが

そのおそらく女性らしき方が

一方的に悩み事や最近あった楽しいこと

先生の悪口などを書き込むようになって

私という人もその書き込みを見るのが楽しくなってきたので

ある日、返事を返したそうです。


その返事に女性らしき方もすごく感激されたようで

それから机上の文通がはじまりました。


互いの近況を書いたり、

最初は楽しくやりとりをしていたんですが

私という人はかなり無精な性格だったので

返事を返すのが億劫になってきました。


そのうち完全に返事を返さなくなったのですが

徐々にその女性らしき方の書き込みが尋常ではない、

狂気じみたものになってきたのです。


机一面に


「さみしい」


とびっしり書かれていたり


「返事をしないとただじゃすまない」


等の脅しじみたものだったり

私という人も大変気味が悪かったので

先生に相談しようかとも思ったそうなんですが

学期に2度ある席替えがもうすぐだったので、我慢したのです


ですが席替えでも運悪く、全く同じ席にあたってしまい

こうなったら直接本人に文句を言おうと思い、

放課後夜間がはじまるまで教室で待っていたら、

先生に注意されやむなくかえる羽目になったそうです。


その次の日の書き込みが


「私は文章であなたを呪い殺すことができる、

目を焼かれ耳を塞がれて苦しみながら死ぬのだ。

もう一目この文章を見た時点であなたには呪いがかかったのだ、

目をつぶっても無駄、忘却しても無駄

文章を消しても無駄、唯一払う方法があるとするならば

多くの人に呪いを広めて緩和させる事だ、

ただし広めた人にも当然同様の呪いがかかる。

自身で止めて終わらせるか他人を巻き込んで助かるか」


あまりにも不気味なんで先生に言いました、

先生も夜間の先生に報告するといってくれたんですが、

その先生からあの教室は10にんあまりの生徒しかおらず、

前2列しか机は使っていない


そもそも機械科なので女性は在籍しておらず、

夜間の生徒全体でも3名しか在籍してない、と。


だから私は書いたんです、これは作り話です、と。


多くの人に読んでもらうために

嘘ついでごめんなさい...