私はバスの運転手をしています。


私は結構田舎のほうで

バスの運転手をしているのですが、

夏、お盆の時期になると

都会から実家に帰ってくる人が多いのかお客は増えました。


むし暑い夜だったので

冷房を聞かせすぎ異常に寒かったのを覚えています。


いつものように、走っていると

道端で手をあげる老人の集団を発見しました。


普通はバス停でとまらなくてはいけないのですが

田舎なので道端で手をあげてられたら

止まってもOKという暗黙のルールのようなのがありました。


もちろん手を上げられたので止まります。


その老人を乗せ。また出発します。


しばらく走っていましたが、

あまりにも老人たちがしゃべらないので

乗せて走っている事を忘れかけていたことろでした。


「ピンポーン」


下車を告げるベルが鳴ると同時に


「あ、そういえば客いたんだ。」


と気付きました。


ふと鏡で後の席をみると


「だれもいねぇ・・・」


よくよく考えてみると

バス停なんて近くになかったのです。


間違ってボタンを押さない限り

ベルが鳴るはずないんです。


しかし10mほど走ったところに墓地がありました。


「なるほど・・・」


私は、誰も乗っていないバスを止め扉を開き、

手をあわせました。