俺が今から10年位前、ちょうど高校3年の終わり位の話


いつもの如く学校から帰って部屋で適当にくつろいでた時(16時半位かな)

当時俺の部屋には子機があって普通に電話が鳴った。


台所に母親が居たんだけどその時は俺が子機を取った。


「もしもし○○(俺の苗字)ですけど?」


・・・反応が無い、俺は繰り返した。

「もしもし○○ですけど」


4,5回繰り返して、何となく雰囲気がおかしいなと思った時

受話器の向こうから反応があった。


「・・・×××さんいますかぁ?」


その声を聞いた時、背中の辺りから直感的に震えてヤバイって感じました。

(×××ってのは今では忘れたけど普通の女の子の下の名前でした)


俺はちょっとパニくって「い、いえ違います」って答えた。


けど相手からの反応がない、俺はヤバイって思いながら


「違うんですけど」


って繰り返して言う事しか出来なかった、向こうが無言になって1分後くらい

にある音が受話器の向こうから聞こえてきた。


「カタカタカタカタッ・・・」


そして


「はぁやぁく~」


そしてまた無言、俺は洒落にならないって震えていたけど

「いえ、違うんですけど」って返す事しか出来なかった。


そして無言からまた1分後くらい、今度は


「ちりんちりんちりん・・」


って音が聞こえてきて、


「まぁだ~~~ぁ」


俺はとにかくヤバイって思ったけど、ただ「違います」って繰り返してた。


その後相手が電話を切ったのでしばらく震えが止まるまで考えてた。


冷静になって台所へ行き、母親に


「今電話あったよね?」

「うん」

「幽霊からだったよ」


母親は笑っていた。


「まだ5時よ?」って感じで。


俺も悪戯かなってちょっと安心してた。


それから数週間後、夜に友達に電話をかけようとした。


その友達は短縮に入れてたから短縮でかけた。


「・・もしもし・・・」


あいつだ!声を聞いた瞬間すぐに分かった、速攻で電話を切った。


ちょっとしてもう一度同じ短縮を押すと友人の家にかかった、、、


それから数ヶ月して高校を卒業して俺は予備校が始まるまで自動車学校へ通ってた。


そこで霊感の強い女の子を知り合って

たまに遊んでたんだけど、ある日友達(前の短縮の相手)から電話があった。


そいつは隣の県の私立大学に行ってたんだけど友達伝いから

俺が霊感のある女の子と知り合いってのを聞いてたらしく相談があるって話しだった。


平凡な道でバイクでこけたり、どうも最近変な事が続くって話しだから

週末に地元に帰るからその子に合わせて貰えないかって事だった。


その週末、俺とその子は友人を駅で待ってた、

友人が改札から出てきた時、彼女のほうを向くと一瞬でわかった。


「あ、憑いてるな」って。


その子は友人の方には近づかず目を下に向けて絶対目を合わせようとしなかった。


ちょっと彼女を連れ出して聞くとやはりおばあさんが憑いてるらしく

彼と目を合わそうとするとそのおばあさんが怒るんだそうだ。


友人は彼女の知り合いの霊媒師を紹介してもらってお払いを受けてから変な事はなくなったらしい。


その友人は高校の時からイベント運が異常に悪くて

高校1年から3年までの体育祭、文化祭、クラスマッチ、

修学旅行の前になると骨を折ったり、病気になったりで

一度も参加出来なかった。


もう10年経ってるけどその女から電話あったらすぐにわかる自信あります。


個人的に対象は俺でなくてその友人だと決めつけて安心しました



冷静になって考えておかしな事をあげると


・普段の生活で普通に電話を取った相手の声(少女のような老婆の声)

 その声を例えるとこれしか言い様がない

 声を聞いた瞬間に背中に恐怖が一気に走った

・電話を切る事が出来なかった

・途中で聞こえた音

  「カタカタ」は昔1,2歳児が押して遊んでた玩具(説明がちょっと難しい)

  「ちりんちりん」は赤ちゃんをあやす為にベッドの上につけて回りながら音が出るやつ

 見てもないのに音だけですぐに何だとわかった事

 

ただ無言の1分間×2は恐ろしく長く感じました。