オレが昨日体験した怖い話。


仕事を終えて地下鉄で帰宅中のこと。


どうせ風景も見えないし

ドア付近のつり革に掴まってボ~ッと目をつむっていた。


フと目を開けると、

ドアのガラスに映っていた女性と目が合ったのですぐ目を逸らした。


でも顔の位置がどうも不自然な気がして

もう一度見直してみると、

オレとドアの間にいるか、

もしくはドアの外にいなきゃいけない位置に顔がある。


オレとドアの間に人はいない…。


後を振り返ってもオッサンが一人、

向こう側を向いているだけ。


へ?と思って向き直すと、

やはり灰色の顔をした女が無表情にこっちを見ている!


あまり特徴は覚えていないが、

子供でもないし老けてもないし、大人の女としか…。


仕事疲れで気が抜けてるところへ恐怖の不意打ちにパニくり、


「おっ…おっおっお…」


と声にならない悲鳴をあげながらあたふたと車内を移動。


はたから見ればかなり挙動不審だったに違いない。


アレが何だったのか、因果関係とか調べる気にもならないが、

超怖かった体験でつ。