修学旅行先の沖縄で誰かから聞いた話。


3泊4日の日程で沖縄を訪れた高校生達。


沖縄だけに戦跡をあちこちまわったらしい。


ひめゆりの塔とか防空壕とか。


無事に全てのスケジュールをこなし、

郷里へ帰って言った。


それから数日後、

A君の元に差出人不明の茶封筒が届く。


なかには写真が一枚入れられていた。


A君自身の姿が写っていたが、

何時誰が撮ったのかもわからない。


ただ沖縄での写真であることはわかったという。


友達のB君にそれを伝えた数日後、

A君は飛び降り自殺をしてしまった。


理由は不明。


B君は葬儀の帰りに

ふと写真の話を思い出し、

仲間達に話した。


するとC君が


あ、それ俺のとこにも来た。

俺が写ってるんだけど、誰が撮った?


と言い出した。


仲間内に心当たりのある人間はいなかった。


なんだか後味の悪い雰囲気にはなったが

それぞれ帰宅の途についた。


C君が車にはねられ死亡したのは

まさにその帰り道だった。


A,B君の相次ぐ死に

仲間は写真のせいだと話しあった。


そこで皆で家族にお願いし、

その写真を見てみることにした。


A君の写真。

沖縄での宿泊先の建物に入るA君だけが写されていた。


C君の写真。

A君とほぼ同じ構図の写真だった。


そしてその両方に写るもう一人の人物に一人が気づいた。


建物の影から二人を伺うように立つ、

旧日本兵のよう姿。


B君は唐突に気づいた。


AとCは沖縄で同じ部屋だった。


もしかして!


他の修学旅行での写真の中からAと、

Cが宿泊した部屋での写真を探した。


数枚あったがその全部に窓から覗く骸骨のような形相の

旧日本兵が映し出されていたのだ。


呪いだ!


その写真は話し合った結果、

近くのお寺で焼いてもらった。


それで終わるかと思っていた。


B君以外は。


B君はA,C君と同様

あの部屋に寝泊りをしていたからだ。


やはりあの茶封筒がB君にも届いた。


そしてB君が最後の犠牲者になった。