私はよく予知夢みたいのを見ます。


しかも良くない事が起こるのに限って


これはそんな夢の話で、

(個人的に)ぞっとした話です。


私は白いハイエースみたいなワゴン車の真ん中の席に乗っているのですが、

一番後ろに見知らぬ女の人が三人座っていて、その一人が


「悪魔は存在するんですよ、本当にいるんですよ」


と気味悪くニヤニヤしながら

ずっと繰り返しているのです。


最初は相手にしていないのですが、

あんまりしつこいので


「そう思う心が悪魔を呼ぶんですよ!」


と言うと、

一層ニタニタしだしたのです。


その瞬間、


「しまった。こいつには敵わない。

相手にしてはいけなかった」


と思うところで目が冷めます。


起きても、

その女の真っ赤に塗った口がニヤニヤと笑うところや、

異様な目つきがなんとも気味悪くて、

すぐに母に電話をしました。


母は普段から私が予知夢的な夢を見ることは知っていますし、

そういう夢の場合起きた時独特の感覚があるのです。


すると母は話を聞くと


「…わかった。またあとで電話するから」


と言って切ってしまいました。


いつもなら、どういう意味なんだろう、

あの件に関することではないだろうかなどど話し合いになるのに、

おかしいなと思いつつも母からの電話を待つことにしました。


数時間後に母から電話がきました。


「あんたが今朝みたあの夢だけどね、

なんの事かすぐわかった」


と言って、

その内容を話してくれました。


うちの両親は離婚をしているのですが、

私達子供はみんな母に引き取られ、

家を出て暮らしています。


父もまた、

かつて家族で暮らしていた家を出、

アパートで暮らし始めました。


なので元家族が住んでいた家(一軒家)は

今は誰も住んでいないのです。


少し急にバタバタと家を出たので、

その家にはわずかに荷物が残っている状態でした。


母は、その日残った荷物を取りにその家に行きました。


すると隣に住むおばさんにたまたま出会い

声をかけられたそうです。


このおばさんは両親が新婚でそこに住み始めた時、

私が生まれる前からの知り合いで、結構交流があるのですが、

最近になってなんかおかしな宗教を始め、

その本部のある地が父がよく仕事で行く場所にあるからと、

仕事のついでに父に車を出してもらっていたのです。


そして、

今度は母にそれをお願いできないかと言ってきたそうで、

母も二つ返事で了解したそうです。


その際に、おばさんが

以前父に車を出してもらった時のことを話し出したそうです。


その時は、おばさんの友達3人(同じ宗教を信仰してる)も連れてきたそうなんですが、

おばさんは助手席に、そして当時使っていた車が7人乗りのイプサムなのですが、

3人の友達は何故か真ん中を空けて一番後ろ、3列目にみんなで座ったそうです。


おばさんは


「あの時あんたの旦那おかしくなっちゃって大変だったんだよ!」


と話を続けました。


父は、突然目の周りが真っ黒になって、

目も釣り上がってしまい、様子がおかしくなったそうです。


おばさんは事故でも起きるんじゃないかと気が気でなかったと。


「あれは明らかに何かに執り憑かれてたよ!

なにか降りてきてたんだよ!」


と締め括ったそうです


その話を聞いて母は少し躊躇したのだそうですが、

もう約束してしまったしと思っていた数日後、

わたしがあの夢を見たのです


「用事ができたから、

車は出せないって断っておいた」


との事で


そういえば、離婚になる前、

父は明らかに人が変わってしまった様になりました。


それがその時の件と関わりがあるのかわかりませんが


父の運転するイプサムは白でした


白のワゴン車、

後部座席に座る3人の女、

色んなことが一致するので、

すぐに母はわかったそうです


私は夢を見る前、

この話を全く聞かされていなかったので、

とてもぞっとしました


母は、


「お父さんも含めて、

あの家を出たのは良かったんだよ」


と最後に言いました。


なんとなくわかる気がします。


父も何故かあの家を出た途端まともになりました。


もともとよく怪奇な現象が多く、

ラップ音もすごい家なので


祖母が


「あの隣の女があんたら家族に妬みの念を送ってる」


と言っていたのですが、

それがあの家で起こるおかしな現象と関係しているのかはわかりません


ただ、そのおばさんに関わると嫌なことに巻き込まれると、

今回の私の夢で母は判断したようです