今日起こったなんか不思議な出来事なんですけど。


夕方の5時ごろにお風呂から出た私は

涼みに散歩へ出かけました


家の西側にある大きな道路を挟んだ

昔からある団地の方へ足を運んでみました


団地へ近づくとラッパの音が聞こえてきたんで

そっちの方へ行ってみると

6と書かれた号棟の前で

10歳ぐらいの男の子が上手にラッパを吹いていて

その隣には男の子よりすこし幼い感じの女の子が

ハングル語と思わしき言葉で上手に歌っていました


わたしはかわいいなあと思い

その子達の近くでしばらく歌に聞き入った後に

男のこの方に


「上手だねえ」


といいながら

100円を差し出しました


男の子は私と目をあわさず

正面を向いて歌ったまま手のひらを差し出して

それを受け取りました


そろそろ行こうと思った瞬間に、

団地の階段から2人の若い男女が駆け下りてきました


その2人は私のもとまで来て、

男の方が、


「いま何しました!?いま何しました!?」


とギョロっとした目を向けて聞いてきました。


女のほうはすぐ隣でニヤニヤしてました


よく見ると2人とも歯が綺麗じゃなかったです。


私が、


「いや上手だったのでおこづかいを上げただけですよ」


と言うと男はニタァっと笑い、

グーの状態にした手をゆっくり差し出してきました


女のほうもまだニヤニヤしたままです


私が手のひらをさしだすと

その上にはちょうどビー玉と同じくらいの大きさの

「黒い玉」が置かれました。


その玉を見ると少し青みがかった黒をしていたんですが

なんか絵の具を使った筆を水にひたした時みたいな

モヤモヤした茶色とか緑の線がたくさん入ってました


これはなに?と聞こうとしましたが、

その上から


「お礼がしたいので住所と電話番号教えてください!」


というので

私がしかたなく教えると

その男女が急に真顔になり何もしゃべらなくなって

そばにいてずーっと音楽を奏でつづけていた子供達も

急に演奏をやめて真正面をずーっと見続けてました


私はこの場にいたくなくなったので


「さようなら」


と残しその場を去ったんですが

10メートルほどして振り返って見ると

男と女が前のめりになって観察するように私を見てました。


すごい真顔で。


角を曲がったあと持っていたあの玉を見ながら歩いてたんですが、

どうしても何なのか気になって

やっぱり聞いてみることにしました。


来た道を引き返しさっきの角を曲がるとなんと、

男と女私が私が見えなくなったあたりをまだ凝視し続けていたからです。


子供達は前を向いて立ち尽くしたまんまでした


私はぎょっとしたんですが、

彼らのほうへ向かっていきました。


でも途中でちょっと変だなと思いました


なぜかと言うと、

男と女は私が見えなくなった地点ではなくて、

それよりも上に目を向けているように見えたからです


何があるのか気になった私は

立ち止まり彼らの視線を追ってみました


視線は7と書かれた号棟の屋上へ向けられていました


屋上に人の影が見えたので


「あっ、危ない」


と思ったんですが良く見ると

人の形をした影でした。


人の形をした影が

時々大きくなったり小さくなったりしながら

グネグネと動いてました


その影はさっき貰った玉と

同じような茶色と緑の線が入ってました


私は怖くなって走って帰ってきました


あれってなんだったんでしょうね。


玉はまだ持ってます