水死体に人気な俺


初めて水死体を見たのが、

小学5年生の時。


学校の裏に2級河川が流れているんだが、

校舎の4階から水面が見える。


昼休み、水面を眺めていたら人が浮いていた。


すぐに教師に連絡すると消防と警察が来て、

程なく引き上げ。


それから10年ぐらいは見なかったんだが、

大学2年の夏に海水浴に行ったら

目の前をシュノーケリングした男性がプカプカと。


浅瀬なのに・・・と思った瞬間

波で反転、すでに死んだあと。


3日前に行方不明になった人らしい。


小さな湾だったので、グルグル廻って、

日光で暖められ体内のガスが膨らんで

浮き上がってきたらしい。


社会人になり、

知人と知人の船に船内泊して飲んでた。


静かな港なんだが、

船体をゴンゴンと叩く音がした。


流木か?

と思い気にせずそのまま寝たが、

また深夜にゴンゴンと音がする。


友人と二人、

デッキに上がって海面覗いたら、

仏さんが頭を船に向け、波に煽られていた。


すぐに海保に連絡し、引き上げる。


ヨットレースもやってるんだが、

レース中にマーク(ブイ)を探していると

赤い浮遊物を発見。


マークと見間違える。


そしてそこに寄ると、

これまたドザエモン。


レース中断して、

救助するも既に死亡。


引き上げるわけにも行かないので、

海保の船がくるまで艇に横抱き。


オーナーは流してしまえと言ったが、

元漁師のお爺に


「ドザエモン見つけたら

丁寧にしてやらんとバチ当たる。

手厚くすればくいっぱぐれない」


と教えられていた俺は

オーナーを説得した。


どうも好かれているようだ