「あの…私みえるんですよ。」


電車に乗り込もうとした時

背後にいたオバサンが私にそういった。


私は気持ちのわるいひとだなぁと

けむい顔をしながら無視し、

電車にのり込んだ。


オバサンは乗らなかった。


気になりドアの外にたっているオバサンに目を向けると

オバサンはこっちをみていた。


いや、正確にいうと

私のちょい斜めをみていた。


その時電車はすいていたので

(夜中の終電近くだったため)

私以外ひとはいなかった。


そもそもこんな夜中に

オバサンがいること自体おかしな光景だ。


私は終電の〇〇〇駅で降り、

車のある駐車場まであるいた。


自分の車の近くまでいくと

裏に変な影がみえた。


びくっとした私は足が動かなくなった。


あの時の不気味なオバサンが

震えながらたっていたのだ。


私は不思議に思った。


あの時間終電は一本、

オバサンは車できたのか?


イロンナコトが脳裏に浮かんだが疲れていたため、

すぐさま車に乗り込み、家に向かった。


家に着いて車を降りようとしたとき

聞き覚えのある声が助手席からきこえた…


「迎えにきたよ…」


私は大声をあげてしまった。


なんと助手席に

あの不気味なオバサンが座っていたのだ


家路までの15分の間気がつかなかったんだ。


結局オバサンはただの酔っ払いだったので

家に送ってあげたのだが、異様に不気味な1日だった…。