祖母の死後も、

家族に怪我や病気が相次いだため

知り合いの保険屋が祈祷師を紹介してくれた


祈祷師いわく、

もともとこの家には悪い気が集まりやすい


これまでは祖母が家を護っていたが、

祖母が亡くなった以上は

手厚く供養して冥護にすがるしかない。


そのためには新しい仏壇が必要で、

500万ほどかかると家族は言われるがまま仏壇を買ったが、

一家の災難は続いた


ある夜、仏間で雷のような轟音が鳴り響いた


寝ていた家族が飛び起きて見ると、

買った仏壇が真っ二つに割れていて

側に鬼の形相をした祖母が立っていた


仏壇の内部は空洞で、

中には家族の写真が古釘で打ち付けられていた


息子が脅えながらも


「お母さん、これを教えに来てくれたんだね、ありがとう」


と言うと

祖母は灰色の目を見開いて言った


「おのれらが一番の元凶じゃボケ!殺すぞ」