地元の都市伝説です。

私たちが中学生の頃、くわがた、カブトムシを取ってペットショップに売っていました。

なかでも一番の大量ポイントは「看板の木」と呼んでいました。

名称の由来はシンプル。ポイントに入る小道の前に「夜間、女性の独り歩き注意」

と書かれた手書きの看板があるからです。

私たちは常日頃、「夜こんなとこ歩く人いたら逆に怖いわ」なんていいながら気にもしませんでした。

その日も、いつものように夜友達と集合し、一通りコースを周りました。

最後に「看板の木」を回った時、友達がいいました。

「あ~今日は先客がいる。帰って行くのが見えた。」

しかし予想に反して、このポイントでも大量。

私:「なんや、誰も来てなかったんやん。どんな人やってん?くわがた取りに来たんちゃうんちゃうけ?」

友達:「確かに、なんか髪長く見えたし女の人やったんかもね」

何事もなく、家に帰り、コンビニの前で仕分けをしました。

ムシカゴには、黒い昆虫にまじって、大量の髪の毛が。

私達は、それ以降、「看板の木」には行っていません。

あの看板、「夜間女性の独り歩き注意」

あれは、どうやら、「夜間に女性の独り歩きを見たら、注意しろ!」との警告だったようです。

皆さんも、看板の真の意味に注意して下さい。