同窓会、それは旧友と久々に会うことのできるキッカケとなるもの。

又、先生が教え子の成長を見れる唯一の会。

これから話すのは、小学校の同窓会です。

成人になっているので、居酒屋を貸し切ることに。

皆が続々と集まってくる。

キャー!久しぶり~!!こんな言葉がよく飛び交う会は楽しいものでしょう。

生徒1人1人の出席を確認する先生。

全員で40人だが、いるのは39人。

1人足りない。だが先生も昔のことでハッキリと覚えていないのが現状。生徒はというと、何故か気付かない。

「まあ、いないなら仕方ないよ。」誰かが言う。

その通りである。皆がそう思っただろう。覚えてもいないし…

酒を飲んでいた酔っ払いの1人が言う。

「つーかいねぇのだれだろな。」

確かに。よく考えれば、友達が1人くらいいればどんな奴だったか思い出せる。

やはり思い出せない。

とてもかわいそうだと思いませんか?忘れるなんて。

先生は40人全員に電話をして、全員出席すると確認していたらしい。

居酒屋の大半は貸切なので一般客は少ない。

普通のサラリーマン達、誰かを待ってる女性。

少ないが盛り上がってはいた。

しかし、誰かを待っていると思われる女性は羨ましそうにこちらをじっと見つめていた。

白い洋服を着て、綺麗なストレートの髪の毛。

二次会をするため、移動するため駅までみんなで歩く。

先程の女性を連れて。

女性は程良い遠さから着いてくる。

気付いた生徒は疑問を抱いた。

意味がわからない。

電車を待っていた時、反対側のホームにたった1人女性が立っていた。39人のいる反対側で。

深い夜になっていた。明らかに不自然であった。

私に何故誰も気付かない?

よくつきまとっていただろ!

いきなり叫び出す。

電車が通る時すでにその身体は、跳ねられていた。

首が取れ、こちらの線路に飛んで来た。

その目はこちらを向いていた。

ある1人が彼女の顔を見て思い出す。

昔、このクラスで虐められて引っ越しをした人だった。

もちろん虐めたのはクラスの皆である。