とても古いアパートに住んている健は、そこら辺に居る、普通のサラリーマンだ。

ある日、彼が夜遅く帰ってくると、部屋の中が荒らされていた。

「誰だ、こんなことしたのは!!」

驚きと怒りを抑えれない中、金銭的な物は盗まれておらず、

思い出の写真や、アルバムなどが盗まれていた。

恐ろしくなった健は、警察にいったが、証拠が無

い為、何か進展があったら連絡する、という事で

事態はおさまってしまった。

あくる日、また健が深夜に帰ってくると、また部屋が荒らされていた。

今度こそは犯人を探し出してやろうと、棚の上にビデオカメラを置き、

荷物でカメラを隠し、犯人を撮影しようと考えた。

朝、仕事へいく前にビデオカメラのスイッチを入れていった。

帰ってカメラの、録画した動画を再生した。

早送りで見ていくと、健が帰ってくる三時間前ぐらいに、黒い頭巾を被った知らない人が入ってきた。

体型から見て、男のようだ。

実は、古いアパートだから、ドアの鍵が壊れかけていた為、強い力で押せば、開いてしまうようになっていた。

男が部屋の中を荒らして行く。

三時間ぐらい荒らすと、寝室に行ったのか、画面から男が消えた。

しばらくすると、健が帰ってくる様子が映っていた。

…!!!

あの男が荒らしたまま、部屋を出て行ってない!

背後を見ると……

「み~いつけた」