霊感を持つ友達と旅行に行った時の話です。

友達のAちゃんはすごくよく見る訳ではないのだけど、たまに怖いものを見てしまう、「見える人」。

道に手が落ちてるのを見つけたんだけど、隣の友達には見えてなかったりしたこともあるらしい。

そんなAちゃんは高校2年の時のクラスメイトで、そのクラスの女子はほんとに仲良しでした。

そこで、みんなで旅行へ行こうという話になりました。

高校生でお金のない私達は、安くて大勢で泊まれる、

H名湖のほとりにあるI橋区の施設に泊まることにしました。

一泊500円と格安!

湖以外は何にもないとこなんだけど…(笑)

まあ湖は綺麗だし、体育館もあるしで結構楽しめる。

総勢13名でちょっとした修学旅行みたいな感じでした。

それもそのはず、普段は小学生が林間学校で泊まったりする施設なのです。

私もI区の出身なので、小学生の頃林間学校とかで行ってた施設でしたが、

その時はちょうどシーズンオフでうちらの貸し切りで、ラッキー♪って感じでした。

もちろん1番広い部屋にみんなで寝ることに。

夜は布団を並べておしゃべりして♪

徐々にみんな眠ってしまい、最後の方はほんとに深いトークを数人でしてる感じでした。

Aちゃんも最後の方まで起きてたのですが、トイレから帰って来て、すぐに寝てしまいました。

次の日の朝。

朝ご飯を食べてる時に、急にAちゃんが話し始めました。

Aちゃん「あのね…。M(Aちゃんの隣で寝てた友達)、

昨日わたしがトイレから帰って来たあと、『上に人がいる…』って言ったの覚えてる?」

Mちゃん「ああ、覚えてるよ。管理人のおじさんが上にいるってことだと思ったけど?」

A「違うの…。Mは気付いてなかったみたいだからそのままにしたんだけど…。

あの時トイレから帰って来て、布団に入ったらね…

天井を人が這ってたの…」

わたしたちが震え上がったのは言うまでもありません。

だってもう一泊する予定だったから…。

そしてすぐ別の部屋に移りました。

その日はもう別に何も起きませんでした。(Aちゃんがみんなを怖がらせまいとして言わなかっただけだったりして。)

Aちゃんの話を聞いて思い出したのですが、その施設は幽霊が出ると、

わたしのかなり年上の従姉妹が小学生の頃から噂があったのでした。

それ以来、私達の間では「トカゲ男の恐怖」として語り種になったのでした。