宮古には昔からの伝統で「オトーリ」というものがある。

オトーリとは、お酒の飲み方の名称で、

みんなで円になって座り、一人が最初に挨拶をする。

そして、「まわすから~♪」の声をかけ他の人みんな、右隣の人から一杯づつお酒をついで飲ませていく。

一周すると今度は右隣の人にこの仕事をつなぐため、またコップ一杯のお酒を飲み、隣の人にバトンタッチをする。

そうやって一人一人がみんなにお酒を一杯づつついで飲ませていくというシステムである。

全員が終わってこの仕事が一周してもまた最初の人に役割がもどるだけでこれをずっと続けるのである。

このオトーリに「終わり」というものはなく、

その場に酒がある以上延々と続けられるのである。

宮古の人達は酒を飲む場をそこまでこだわったりはしない。

大人数となると、家を確保するのも大変になるし、居酒屋だとお金もかかるし、時間も気にしないといけない。

だから、外飲みが基本である。

近くの公園など適当な場所を選んで飲むのである。

やはり、こうまでお酒を飲むという習慣があるところでは未成年の飲酒お多い。

未成年の飲酒は人目のつかないような場所で行われるのであるが・・・

その場所が最悪な場合だと、墓地団地とか・・・

なんとも罰当たりな。。。

今回もまた、とある10名若者たちが酒盛りをするために墓地団地にあつまってきたようである。

A「うしっ!今日はここで飲むぞ~♪」

その他「うぃ~♪」

A「お前ら小島よ○おか!!!(笑)」

墓地に囲まれたところでみんなで円になり、買ってきたつまみやお酒を真中において飲み始めた。

A「じゃあ・・・とりあえず、みんなと飲める機会ができたことをうれしく思いま~す♪

これからもよろしく~☆まわすから~♪」

その他「うぃ~♪」

A「だからお前ら小島よ○おかって(笑)」

みんなでわいわいがやがや楽しく飲んでいる。

すると一人が・・・

B「やばっ!パトカーじゃんなあれ?」

シーーーーーーン

・・・

・・・

・・・

A「行った?もう行った?」

B「もう大丈夫みたい(笑)」

A「びびらすなよぉ~(笑)飲むぞ♪」

警察に見つかるか見つからないかの緊張感がまたみんなを盛り上がらせるのである。

それなりに時間もたち、お酒もだいぶまわってきてみんなのテンションはピークに達していた。

オトーリももう何週したかわからないくらい。

すると、Aは一人の女の子Cの異変に気がつく。

A「どうした?気分わるいの?」

C「ううん・・・違うんだけど・・・」

A「じゃあどうした?楽しくないのか?」

C「そうじゃなくて・・・気付かないの?」

A「なにが?」

C「・・・自分なんか10人できたよね?」

A「うん。それで?」

C「・・・一人多い・・・」

A「えっ!?まさかよ(笑)」

といいAはみんなに気づかれないように人数確認をしてみた

1・・

2・・

3・・

4・・

5・・

6・・

7・・

8・・

9・・・

10・・・

11・・・

明らかに一人多い。

よく見ると、その11人目の席には知らない男の人が座っていた。

それでも、みんなは酔っぱらったせいで気付かづに楽しく騒いでいる。

Aは一気に酔いがさめた。

その男がこの世のものではないことはすぐにわかった。

一人だけ異様な空気を漂わせていて、しかもよく見るとすきとおった体をしていた。

「ちょっ待てよ!!」

キムタク風にAは言う

「うわ~似てねぇ~(笑)」

みんなにバカにされる

「待てっつってんだろ!!!」

Aはキレる

いっせいに盛り上がってた場が静まりかえる。

B「意味よ!!空気よめよ(笑)」

A「ちげ!!っていうかお前誰!?」

Aはその11人目の男を指さして言った。

みんなが一斉に男を見る。

男「フフフ・・・気付いちゃった?(笑)」

A「誰かって聞いてんだよ!!!」

男「ハハハ・・・アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

すると男は宙に浮かびさっきまで普通だった表情はゆがみ、

血で染まり、服もボロボロになり恐ろしい姿となった。

それを見てみんなはパニックになった。

「うわぁ~!!!!!」

「キャーーーーーー!!!」

「オゴエーーーーー!!!」

「どんだけーーーーーーー!!!!!!」

男「ヒヒヒヒッヒ・・・もう少しで全員つれていけたのになぁ・・・」

逃げながらAは叫んだ

A「っざけんじゃねぇ~!!!死ねっ!!!!」

男「生きる!!!!あっもう死んでた・・・(;一_一)」

Aが逃げてる反対方向側を見ると、

そこには数えきれないほどの霊たちが酒を飲んでた場所に向かってきてたという。

もう少し気づくのが遅かったらはたしてどうなっていたか・・・

それからA達は墓地で酒を飲むのをやめたのは言うまでもない。