これは、僕が叔父の経営する釣具屋に勤めていた頃の事です。

店に常連客の二人組がやってきました。

その二人はいわゆる「走り屋」(山道や峠道をサーキットに見立てて、車でレースをする人達)で、

ちと強面ではありましたが、いつも陽気な楽しい人達でした。

・・・ですが、その日の二人はどうも様子がおかしい。

なんというか・・・顔色が悪いんです。

僕は二人にコーヒーを勧めて、こういいました。


シムテック「どうしたんですか?顔色悪いっすよ?」


常連客A「実はね・・・」



二人の話は、こうでした。



その二人は近くの山(高良山)をメインコースとして走っているチームのメンバーでした。

そしてその頃、二人が入っているチームを初め、

その山で走っているいくつかのチームの間で、「ある噂」が流れていました。

その噂とは・・・


「夜中にコースを走っていると、道の脇に白い着物を着た女が立っている」

・・・というものでした。


目撃例も多かったらしく、走り屋達の間では、かなり話題になっていたようでした。

「きっと昔、ここで走り屋にハネられた女の幽霊に違いない」

そんな噂まで流れていたそうです。


そんな中、二人は、おもしろ半分、暇つぶし半分で、

その幽霊らしきものがよく目撃されている現場まで、昼間に行ってみたそうです。


そこは山道。

道の横には広い林が広がっています。


そこで車を降りた二人は、道の脇の林の中へ・・・



そこで二人が、ある一本の木に目をやると、その木には・・・・



一体のワラ人形が、クギで打ち付けられていました。


そのとなりの木にも・・・・


またそのとなりの木にも・・・・


そこらじゅうの木に打ち付けられた、無数の「ワラ人形」・・・・


そう、その「白い着物の女」は、「幽霊」などではなく・・・


「本当にワラ人形の呪いをかけている、実在の誰か」

だったんです・・・・

と、いうわけで・・・


「なぁ~んだw幽霊かと思ったけど全然違うジャンw」


・・・という「実話」でした。