これは自分が小学生だった頃の話なんですが、

ある時遠足で、近くの山に登山に行ったんです。

小さな山なんですけど朝から登り始めて、お昼頃に大きな広場みたいな所に

到着したので、ここで昼食をとる事になりました。

この広場というのは、原っぱみたいな所なんですが、

その近くに何故か小さな祠あって、一体のお地蔵様が祭られていたんです。

そこで自分は調子に乗って、ウケ狙いでそのお地蔵様の頭に、

おやつで持ってきたミカンを「グリグリッ」て、擦りつけちゃったんです。

皆は大笑いしていました。

そしてお昼も食べ終わり、休憩時間もまだ随分あったんで、

その広場で鬼ごっこをする事にしました。

鬼が近くに来たので、自分は鬼から逃れる為に必死に走っていたら、

イキなり「ドタッ!」と転んじゃったんです。

その場所ってのは、別に足を引っ掛けるような場所でも無かったんですが、

まあ、走っていたので足がもつれたのかな、位にしか思っていませんでした。

しかし、その数分後、今度は鬼が近くに居なかったので、

ゆっくりと気を付けながらノンビリ走っていたんですが、

何故か再び同じ所で「ドタッ!」と、転んでしまったんです。

2回目という事もあり、今度は急に怒りが込み上げてきて、

「何なんだよ全く!!何で2回もこんな所で!!」

と頭を上げた瞬間、自分はゾッとしました。

何とそこは、お昼にイタズラしたあのお地蔵様があった場所だったからです。

自分は無意識の内にここを走り、そして2度も同じ、

このお地蔵様の前で転んでいたんです。

直ぐに手を合わせてお地蔵様に謝りました。

そうしたらその後は1度も転ぶ事なく、普通に遊ぶ事が出来ました。