道了堂とは、鑓水商人の大塚吾郎吉が中心となって峠を通る旅人や村内の安全のために、村でも見晴らしの良い峠の上に、浅草花川戸から道了尊を勧請して明治7年(1874)に創建したものである。
地元の人々の信仰を集めて繁栄したのだが、しだいに荒廃し、昭和58年(1983)に倒壊しかけた堂が撤去され、今は礎石の跡と石の灯篭などがわずかに、かつての面影を偲ばしている。
道了堂における幽霊出没の噂としては、老婆のすすり泣く声が聞こえる、女子大生の霊の出没などが挙げられる。
これらの噂は、実際に道了堂で起こった殺人事件に起因していると思われる。
まず、すすり泣く老婆の霊は、昭和38年(1963)、強盗目的の犯人によって殺害された道了堂を管理していた82歳の老婆だと思われる。
次に女子大生の霊は、昭和48(1973)に不倫関係のもつれから大学助教授に殺害され道了堂跡付近に埋められた女子大生だと思われる。
さらに、地蔵を破壊した連中が乗っていた車が白かったことから、白い車に乗って道了堂跡に訪れると呪われるといった噂や、地蔵を触ると呪われるといった噂もある。
以上のように、具体的な超自然的噂が多数ある心霊スポットがここ道了堂跡である。