大好きだった祖母が、今から5年ほど前に亡くなりました。
かなりのばあちゃん子だったので、今でも辛くなるときがあります。
そんな祖母の不思議な思い出。
こんな出来事多かったよね、ばあちゃん。


ウチは自営業なので、店の入り口にセンサーベルを置いてあります。
中学生の頃、店の奥の仕事場で祖母と話をしていると
「キンコ~ン」
と、センサーベルが。その後
「ごめんくださーい」
と、年配の女性の声。
もちろん祖母はお客がきたと思い、店に出て行きました。
しかしすぐに戻ってきました。
誰も居なかったんです。
当時のドアはスライド式のドアだったので、風で開く事はありません。
二人で不思議だねぇ、首をかしげていたんですが、祖母には聞き覚えのある声だったそうです。
友達のTさんと声がよく似ていた、という事でした。
Tさんは最近、体も弱くなって、なかなか出歩かなくなったから心配だと。
そこへ電話が。
Tさんが亡くなったという知らせでした。

祖母は、Tさんがお別れを言いにきたんだと泣いていました。

それまでシャッターを閉めた後や、
真夜中にセンサーが鳴る事はあったんですが、
単に調子が悪いんだくらいにしか思ってませんでした。
でもこんな事もあるんだなと。


いつか店のベルが鳴って、ばあちゃんが
「ちょっと帰ってきたよ」
と、来てくれたらいいなぁ。



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