私の体験ではなく姉の体験なのですが‥‥




私が小学3年生くらいの時の話です。





この頃父は頻繁に横浜に出張に行っていました



その出張も何ヶ月の単位で行っていたので、横浜にアパートが借りてありました



父はそのアパートに行く度に、夜になると変な現象を見たり、きいたと言っていました



父は幼い頃から色々と見える少年だったらしいのですが‥



このアパートでは、窓の外を白い服を着た人がすべるようにすーっと通るのが見えたり、

潰して置いたはずのペットボトルが転がる音がしたり、

枕元で二人の男性が話している声がしたり‥‥と、なかなか危ない部屋だったようです





春休みや夏休みなど、長い期間の休みがあるとどこかにでかけることが多い家庭でしたので



GWに父,母,姉,妹,私で横浜に遊びに行くことになり、宿代を省くため父のアパートに泊まることになりました



みんなでテレビを見たり、その日出かけた先の話をしたりと盛り上がっていました





夜ご飯の時間になり、母と姉と私は台所へいきご飯の準備、
父はテレビを見ていて、
妹は父と同じ部屋にいて家の祖父と祖母に電話をかけていました





ご飯の支度をしていると姉は



『トイレいってくる!』



といい、トイレにむかいました




小さなアパートでしたので、

台所に立っていれば玄関もお風呂の入り口もトイレもテレビの部屋も全部見ることができました



私は母を手伝い、着々とご飯の支度を進めていました






しばらくして姉はトイレのドアを勢いよくあけて一言‥‥






『誰やッ!勝手にドアあけよった変態はッ!!』







誰もさっきの位置から動いていません





そのことを伝えると姉は


『もーそんなんええって~どうせ○○(妹)やろ!?』


と笑って言い、私達の言うことを信じませんでした





姉が言うには、トイレのドアがいきなり少し開き、

妹(当時幼稚園児)くらいの身長で少し髪の毛がボサボサの子が見えたそうで、

妹のいたずらだと思いすぐにドアを閉め返したそうです



目元は髪がかぶって見えなかったそうですが、その少女の口元はニヤリと笑っていたそうです‥‥