ある日僕は何時もの様に自分の部屋で寝ていました、

その日は暑くてとても寝苦しく、夜中幾度も目が覚めていました。

そして幾度目かに目が覚めた時、激しい耳鳴りがしました、そして体が動かない!

所謂金縛り状態でした。

寝苦しい日だったので疲れているのだと考えた僕は、

金縛りになった時何時もするようにそこだけ動く足の指を動かして解こうと思い、

何気無く足方向を見ると、

何時もは閉めているクローゼットの扉が5センチくらい空いているのが窓から入る隣家の明かりで見えました。


そしてその隙間の真っ暗な中に何か白いモノがみえました、、、

霊感零の僕は(服かな)と考えていたのですが、、、、、、

よく見るとそれは、、、片目しか見えていない女の人の顔でした、、、

その時は何故か怖いと思わず、只ボーッと眺めていました、その女の人は何かを凄い顔で睨んで居ました、

V系が好きな人ならサディの真緒さんが睨んだ様な顔と言えば分かるでしょうか、

髪の毛は暗めの色で長かったと思います。

そして、その人はいきなり扉の隙間に沿って上へ移動し始めました、生首でした、、、

その時初めて怖いと思った僕は必死に起き上がろうとしたのですが無駄で、

そうこうするうちに女の人の生首はクローゼットの一番上まで上り詰めました、

するとまるで天井に詰まった見たいにそこで停止しました、すると、

それを待っていたかのようにクローゼットの下の方に今度は禿げた落武者見たいな顔が、、、


ソイツも隙間沿いに上って女の人の生首に詰まってとまりました、

更に白髪のお爺さんみたいな生首が現れ、

全部で3つの生首がクローゼットの隙間に詰まって並びました、皆サディの顔で睨んでいます、、、


その時、いきなり体が軽くなり一気に起き上がる事が出来ました!

やったぁ!と思い、クローゼットを見るとそこには何も居ませんでした、

僕は部屋から出ようと思ったのですが何故か寝てしまったらしく、気が付くと朝でした、、

昨日の事は夢だろうと思い、クローゼットを見ると少し隙間が空いていした、、、




怖かったのですが服を着替えないといけないのでクローゼットを開けると、

扉のレールのところに黒い髪の毛が数本落ちていした、、、

僕は金髪なのに、、、、、、