博多駅前、筑紫口徒歩ゼロ分にあるホテルCの話。 


そのホテルには、なぜか1室だけ窓がない密室の部屋がある。 

あいにく他の部屋がふさがっていたため、その部屋にある芸能人が宿泊した。 


深夜、彼はフロントのボーイを呼び出した。 



 「おい!この部屋絶対なにかあるだろ!!」 

 「お客さま、この部屋は普通の客室でございます。 

  このとおり、なにもございません。」 


と、いってボーイが部屋の壁に掛けてある絵をひっくり返そうとしたところ、 


彼は 


 「俺が言ってるのはこっちのことだ!」と、 


その絵がかかっていた壁を一気にはがした。 


そこには、打ち抜きのコンクリートに、 

鳥居のマークや梵字のような呪文やらが書かれ、 

神社のお札が壁一面に貼られていた。 


その芸能人は、料金全額払い戻してもらってたうえ、 

30万円もらって厳重に口止めされ、別の町のホテルに移ったそうです。