5年位前の話なんだけど、その日は嫁の友達の誕生日だったので、

三人で誕生日会をしていました。


晩飯を食べ終わってから夜景でも見に行こうという事になり、

大阪の夜景を見に十三峠に向かいました。


嫁は霊感が結構強く、府民の森の近くになると頭が痛いと言って(いつも霊が出る前になると頭が痛くなる)

結構やばいかな~と思っていたのですが、なんとか頂上に着き夜景を見ていると雨が降ってきたので、

もうそろそろ帰ろうという事になりました。


その時は大阪側から生駒山に登って行ったのですが、

又、頭が痛くなったら嫌なので今度は奈良側から帰ろうという事になりました。

何回か通った事のある道なので、大丈夫だろうと思っていたのですが、

暗くて雨が降っていた事もあり、途中で道が分からなくなっていたら、

後ろから車のヘッドライトが近づいて来たので、先に行ってもらおうと思い車を横に止めて追い抜いてもらいました。


その先が2つに道が分かれていたのですが、その車は左側に曲がって行きました。


この車についていけば、下まで降りれると思って、すぐに追いかけたのですが、

あっというまに前の車のテールランプは見えなくなり、仕方なく山を降りて行っていたのですが、

だんだん道が狭くなり、おまけに街灯も無い真っ暗な山の中、すごい不安の中ひたすら一本道が続くだけ、

下の方にかすかながら奈良の市街の夜景が見えて来た時、パッと道が開けました。


その瞬間、隣に乗っていた嫁が「ギャー!」って言う凄い悲鳴!


なんや!と思って前を見ると、車のヘッドライトに映し出されたのは一面の墓地でした。


それも、どう見ても無縁墓地みたいな寂びれた墓地!


こっちも必死で車を走らせ、その墓地の横の細い道を下って行きました。


横を見ると、耳を両手で覆い俯きながら震えている嫁がいました。


なんとか、事故だけは避けようと必死に冷静を取り戻そうとしながら、

なんとか降りる事ができたのですが、嫁はまだ震えている。


もう大丈夫やでと言っても、ガクガク唇がふるえている。


ただ事では無いようなので、どうした?と聞いてみると、


「その墓地は見ていないの...その前に...車のボンネットに首の無い人がこっちに向かって手を差し出して、手招いてきたの...」


それを聞いたときは全身が身の毛だったのが分かりました。


つくづく霊感が無くて良かったと思うし、もしそんなのを見ていたら絶対運転なんて出来てないだろうと思いました。


しばらくしたら、嫁は吐いていた。


よっぽど怖かったのだろう。


嫁との霊体験の一つです。