職場の人の怖い話


自称霊能者のKという人がいる


なんでも予知夢を見ることが出来ると

周りに自慢していた


正直みんな胡散臭いと思っていたが、

からかい半分で朝に会うと


「昨日は見た?」


と聞いたりしてた


実際は予知夢と言うより、

話した内容に現実を合わせているって感じ


「今日は営業の人に怒られちゃう夢見たよ」


というと、

わざとミスをして注意されたり


「集荷の人にハンコ押そうとしたら、

落としちゃってロッカーの下に入っていって、

大変な目に合いそう」


本当にコロコロ転がして、

ロッカーの下に潜ってしまい、

傍を通った上司が、

定規で引っ張り出す


当たっているといえば、当たってるけど、

なんかそれってどうにでもなるんじゃない?

っていう物ばかり


ちょっと変わった変な人くらい思っていたけど、

ある日


「今日は午後から病院に行くことになるから、

仕事回さないで」


と言う


具合でも悪いのかと訪ねると、


「ううん、昼前に怪我しちゃう夢見たから…」


さすがにそれは無いだろうと、

思っていた


でもKさんは給湯室で

包丁で誤って手の甲の部分をサックリ切ってしまった


けっこうな出血だったことから、

タクシーで病院へ


何針も縫う、

大怪我だったそうだ


麻酔が効いていて、

手が動かせないと言う理由で、

午後は半休


予言通りになってしまった


本当に予知夢ができるのかなとも思ったけど

自分でやっているのだとしたら、

それはかなり怖いと思う