5年ぐらい前の話しなんですが
バイトが終わり、日付が変わるちょっと前ぐらいの時間にバイクで帰宅していた時のこと
自宅から1kmぐらい前にある神社が、左手に見えてきました
そちらにふと目をやると、帽子を被りロングコートを着た男?の人が、道路側を向いて俯いて佇んでいます
「酔ってんのかな?」ぐらいに思っていたんですが、何か違和感を感じます
近づくにつれ、違和感はヤバイ!という確信に変わりました
その人、交通標識越えるほどの身長なのです
胴体部分が異様に長く、明らかに普通の人間じゃない感じです
恐っ!と思い、そっちを見ない様に横を通り過ぎた瞬間
「オ マ エ ミ エ タ ダ ロ」
バイクなのでヘルメットしてるんですが、メットの中の耳元で聞こえました
さらにそこからずっと
「ミエタダロ ミエタダロ ミエタダロ……………」
ヤバイ ヤバイ ヤバイ…
ミラーを見ましたがもちろん何もいません
家に着いて、エンジンを切ったと同時に声は止まり、体から冷や汗が吹き出物ました
その日はそのままビクビクしながら眠りにつきました、何もない事を祈って
次の日、昼間にバイクで走っていると
エンジンから何か落ちるような音がして一瞬下を見たんですがなんともなさそうです
しかし、前を向くとカーブが予想以上に迫っていました
急ブレーキをかけたんですが、トラックが落としたであろう砂がいっぱいで滑って顔から転倒しました
あと50cmも滑ると高架から落ちて、下を通るJRに無残な体にされる所でした
すぐに意識を取り戻したのですが、またもや耳元で
「ミ エ タ カ ?」
と言われました
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